白濁の少女
内容紹介
中田織香(なかた おりか)は、文化祭を控えて少しだけ浮かれながら、楽しい学園生活を送っていた。お気に入りのぬいぐるみをカバンに付け、女子バスケ同好会の出し物を準備している。そんな彼女には、幼なじみである早峰央(はやみね なかば)という男性がおり、央は授業をさぼりがちな不良のレッテルを貼られている。そんな央はあちらこちらで、他の不良達からの恨みを買っているようであった。しっかり者の生徒会役員兼、女子バスケ同好会の部員である、野上里依菜(のがみ りいな)は生徒会役員として頑張りながら、校内をかけずり回っていた。そんな生徒会役員の中で会計をしている男性は、仕事の出来る里依菜を疎ましく感じている日々を過ごしていた。一見、のらりくらりとしていて、ざっくばらんな言動をしながらも、何かと実行力のある部長である宇千田智美(うちだ さとみ)は、景品のぬいぐるみを私物化しようと企みつつ、里依菜に怒られていた。そんなバスケ同好会の部室は人数の割に広く、それを羨望の目で見ている男子バスケ部員達の姿があった。水泳部に所属し、過去に大会での記録を出した事もある中田湖毬(なかた こまり)は、姉の織香に甘えたりしている仲良し姉妹だった。水泳部の顧問にして体育教師の佐藤高知は、そんな才能溢れる少女の練習を見ながら、股間を滾らせていた。そんな女性達の日常を見守る立場である、小水沙理(こみず さり)は、通勤電車での痴漢出没というニュースが気に掛かっていた。まだ被害者は身近な人に出ていないが、被害者がでてしまったらどうしようと……。幾人かの女性と、それを取り巻いている悪意の渦。それは凌辱という形で、無垢な四肢を蹂躙しようと、闇から飛び出す寸前であった。