虜囚女教師 肉欲の放課後 通常版 Windows8対応版
内容紹介
主人公・羽賀 敦(はが・あつし)は私立・霧乃坂学園の2年生。人生を彩る派手な大事件やアクシデントとは無縁の、これといって目立たない学生生活を、それなりに明るくハッピーに過ごしていた。しかし、ある日ふとした弾みに気づいてしまう。いつもと同じ日常。なのに、何かが違う。昨日までと、確かに違う日々が始まっている。そう。敦が送っているのは、たいして代わり映えのしない、しかし一日とて同じものの無い一日。その一日を、敦は何故だかすでに知っていた。既視感(デジャ・ヴュ)。最初はそう思った敦だが、それにしては具体的すぎた。まるですでに体験した一日を、もう一度なぞっているかのような感覚だったのだ。誰かの筋書き通りに日常を送らされている…そんな想いが、敦の中に溜まっていく。――その日から次第に、敦の何気ない日常は失われてしまった。物語に出てくるヒーローやアンチヒーローなら、ただちに行動を開始して、大いなる闇の中に潜む悪を計画ごと叩き潰す…んだろうなぁ……と思いながら、敦はただ何も出来ずにいた。相談すらしにくい。そもそもこんな話、誰に相談できるというのだ。頭がクラッシュしてしまった可哀想な男の子、という目で見られるに決まっている。こんなの、どうしようもない。敦はいままでのように毎日を充実して過ごすことはできなくなり、無為に消費するかのように生きていくことになる。 しかし、ある日湧いてきた既視感は、とても見過ごせないモノだった。それは、敦の憧れにして宝物、長年の片想いの相手が、何者かに凌辱され蹂躙され、奪われるという光景だった。それだけは、けっして許容できない。敦にとって、それだけは許せる話ではなかった。敦は、誰にも相談できない話を誰かに話してみようと考えた。候補は、包容力を感じさせる担任の生王来未子か、お節介好きの両親のおかげで一つ屋根の下で暮らすことになった少女・観崎美早紀か、鏡の中から現れた『歩く非日常』こと敦賀羽衣か。それともいっそ、憧れの赤月杏子か――。その決断によって、事態が大きく変わる予感とともに、無くしてしまった日常を取り戻すきっかけになるような気がしていた…。