KISS×1000 昔、KISS部というサークルがありました
内容紹介
……とある青年、『転城銃夜(てんじょう・じゅうや)』は、抜け殻のような日々を送っていた。無気力そのもので週に1日程度の日雇いバイトで何とか生活しているという。彼は昔、学生時代の頃に、『KISS部』というサークルに入っていたらしいのだが、何故か今はその記憶がほとんど残っていない。その理由は一体……そんなある日、不思議な女が銃夜の住居に訪ねてきた。女は自分の名前を「九津八津(ここのつ・やっつ)」と名乗り銃夜と同じ学園出身であることを告げ『昔、KISS部に入りたかったけど、あと一歩踏み出すことができなかった』と告白してきた。そして八津には更に驚くべきことに不思議な能力があった。『キスをした相手の意識を、過去の時間軸に飛ばしてしまう』という、とてつもない能力が…八津の不思議な力によって、銃夜の意識は、KISS部にいた頃の「過去」へと飛ぶことになってしまった。果たして銃夜は、KISS部にいた頃に、どのような日々を送っていたのだろうか…