晴のちきっと菜の花びより
内容紹介
主人公・藤宮晴真 (ふじみや はるま) は、上奈木(かみなぎ)学園の2年生。進級が決まった春休み。晴真は、原因不明の高熱を出して、一ヵ月もの間、入院してしまう。そして、5月──晴真の病気が完治して学園に復帰したものの、クラス替えをしたクラスメイトたちと馴染めず、晴真はクラスの中で浮いた存在になっていた。一方で、数日前に転校して来たばかりの菜乃花 (なのか) も、友達ができずにいた。ふたりは席も近く、挨拶を交わし、お互いの身の上話をしているうちに、意気投合する。そして晴真は、菜乃花が「園芸部」に入部するつもりだったと知る。しかし、園芸部は、一年前に廃部になっていた。晴真は、菜乃花の望みを叶えてやるため、園芸部設立に向けて協力すると誓う。それをきっかけに、晴真は多くの友達と出逢い、失った『一ヵ月の時間』を取り戻す。