天色*アイルノーツ
内容紹介
「鷺ノ森透」は悩んでいた。大学を卒業し、教師として就職したものの、このまま教師を続けていくべきかどうか、を。そんな迷いを持つ彼に、ある日一つの誘いが舞い込む。それは青天の霹靂と呼ぶべきもので――あまりに唐突で、意外で、そして、予想外なもの。新しい場所で、女学院の教師として働かないか、という誘いだった。それ自体は、驚くようなことではないが……誘われた学院が建っているのは―― なんと空の上!「空に浮かぶ島-ライゼルグ」そこは中世ヨーロッパを思わせる街並みで、機械とは違うファンタジックな技術を用いて、空想の世界にしかいなかった人種と人間が暮らす、広大な青い空に佇む、神秘的な島。見知らぬどころか、まるでおとぎ話のような土地で、透の新たな物語が紡がれていく。女の子ばかりの学院で、可憐な少女たちの相手を務める教師生活は一体どうなるのか?今までに体験したことのない、空の上の物語が今始まる。